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小型で高性能なサブノートがどんどん安くなると同時に、モバイラーすなわち出先でノートパソコン等を駆使していろいろヤル人が増えている。かく言う俺もそのひとりで、PDAだ携帯電話だとあちこち手を出してはいるが、結局は原稿書きから通信から画像処理からゲームまで全部できちゃうノート型コンピュータでモバイルしがちだ。
そんな俺が、さぁモバイルするぜとノートパソコンを持ち出すとき、必ずと言っていいほど一緒に持っていくモノがある。それは、マウス。何でマウスを? いちいち出して使うのウザくない? と言われること多々だが、正直、俺はマウスがなきゃ快適にモバイルできないカラダなのである。
最近のモバイルにおいては、外で原稿を書くとか資料を閲覧するという使い方もするが、それ以上にヒッジョーに高い頻度で通信を行う。すなわちメールのやりとりであってウェブページの閲覧だ。こういうコトをですね、ノートパソコンのですね、パッドとかスティックとかボールでやろうとするとですね、いつもイラつくヘマをやらかしちまう拙者なのである。
例えばパッド。四角四面のあの枠の中で指先を動かすと、画面上の矢印カーソルが動く。パッド上をポンと押せば、それがマウスのクリック動作となったりもする。特定のボタンを押しながら上下左右に動かせば、ホイールと同様の操作ができる。良くできたポインティングデバイスだとは思うが、時として意図しない操作をやらかしてしまってイラつくのだ。不意に触れてしまって開きたくもないウェブページとかアプリケーションを開いてしまったり、意図せずウィンドウをヘンな位置に移動してしまったり。エクスプローラ(Windowsのファイル操作ソフト)でフォルダを別のフォルダの中に移動してしまうようなミスも少なくない。
こういうヘマは、マウスではまずやらない失敗だ。しかし、パッドだとけっこーやってしまう。スティックタイプのポインティングデバイスなら、パッドより誤操作が減る気がする。が、ドラッグドロップの位置がビシッと決まらなかったり、キーボード操作中に不意に動かしてしまったりと、やはりマウスでは起きないトラブルを起こす。
まあ、細かいことだし、注意深く操作すれば、ノートパソコンに内蔵されているポインティングデバイスから来るトラブルは減らせる。また、手持ちのノートパソコンのポインティングデバイスに十分慣れれば快適に使えるようにもなる。が!! なーんで、そーゆー細かい点に注意を払ったり、慣れたりしなきゃなんないのか!! と。ユーザー様がパソコンの特性に合わせて行くのはおかしい!! こちとらユーザー様だぞおいパソコン!! 貴様が俺様に歩み寄りやがれ!! てな憤慨がある。ってそんなコトにいちいち憤慨してんじゃねーよ>俺、とも言えるが、しかし使いにくい入力機器に、努力して慣れていくってのは、なーんかナンセンスな気がする。
というわけで、マウス。もう何十年もの間、同じよーな使用感で同じ操作のマウス。誰もが既に慣れまくりのポインティングデバイスだ。これをノートパソコンにつなげば、家やオフィスや学校と同様の、あの何ら違和感のないカーソル操作ができるのだ。ノートパソコンだけの特殊なポインティングデバイスに慣れる努力なんかするよりも、サクッとマウスをつないで、いきなり快適にパソコンを操作していきたいのだ。だから、俺はモバイル時、たいていマウスを持ち歩いている。
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マウス派モバイル野郎の俺には、モバイル時に使うマウスの条件がいくつかある。それをちょいとご紹介。
まずは小型・軽量であること。持ち歩くモノだから軽くて小さい方が良い。ホントはモバイルでも、よく使う Microsoft Wireless IntelliMouse Explorer
のような、多機能・高性能マウスを使いたいところだが、やはり携帯品はできるだけ小さく軽く抑えたい。
それから、ケーブルが長くなく、かつ、細いこと。ケーブル長は必要最小限のものが良い。短すぎては困るが、長いとひたすらジャマになり、絡まり、イラつく。文字通り無用の長物となる。太さについては、絶対に細い方が良い。太いケーブルはジャマになるし収納時も不便だが、それ以上に、ケーブルの弾力自体がマウスの動きを阻害する。特にモバイル向きの小型マウスは、ケーブルの弾力だけでマウスが動いてしまったりして、ヒジョーに不愉快な操作感となってしまう。
マウスの機能は、必要最小限のものがあれば良いと思う。とは言え、やはりホイールは欲しい。特に最近のモバイルは通信環境が良いので、ウェブページを閲覧する機会が多い。なので、ページスクロールの快適さがあるホイール付きの2ボタンマウスあたりだ。
パソコンとの接続インターフェースはUSBが良い。逆に、PS/2マウスやシリアルマウス(なんて使いませんよねまさか)は全然良くない。というのは、モバイルに使うマウスは、ホットプラグ可能なデバイスでないと都合が悪いのだ。モバイルはマウスで!! とは言っているものの、モバイルするときは絶対にマウス、ってことではない。
ちょいとメールを読んだりデータを見たりするときは、マウスなんかつながない。少々の操作ならば使いにくいポインティングデバイスでもイケるのだ。最初はノートパソコン内蔵のポインティングデバイスを使い、メールを読むなりデータやウェブを見るなりする。で、「お、これはジックリやる必要がありそうだ」となったら、入力効率の良いマウスにチェンジ。この時、ホットプラグ可能なマウス=USBマウスなら、その時点でマウスをつなげるだけで良い。一方、PS/2マウスなどだと、パソコンの再起動や、あるいは内蔵ポインティングデバイスの設定変更をする必要が出てくる。てなわけで、使いたい時にいつでも使い始められるUSB接続であることが必須。
それから、ボール式か光学式かでは、やはり光学式だ。実際のモバイル現場(!?)は、マウスを動かすスペースが足りなかったりする場合が多い。また、デコボコがない平らなスペースがないこともある。加えて、ホコリやゴミが多い環境だったりもする。そんな状況でボール式マウスを使うと、カーソルがうまく動かなかったり、ボールが汚れたり、不快と面倒が多くなる。モバイルをより快適にするためのマウスから、不快や面倒を味わっては本末転倒と言えよう。
だが光学式マウスなら、たいていの“面”の上でしっかり動作する。その“面”がある程度湾曲していても大丈夫だ。例えばズボンの上で動かしても、マウスカーソルを正確にコントロールできる。面の表面が少し湿っていても大丈夫。縦の面でもオーケー。ボール式マウスにとっては過酷な状況であっても、光学式マウスはノープロブレムで使えちゃうケースがヒジョーに多いのだ。
てなわけで、小型で軽量で短く細いケーブルで2ボタンでホイール搭載でUSB接続で光学式、というのが、俺すなわちマウス派モバイル野郎の鉄則なのである。
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さて、前述の条件が揃ったマウスはどれか? USBマウス全盛の現在、上の条件に合うマウスはけっこーあるのだが、俺としてはコレが気に入っている。Microsoft
Mobile Optical Mouseだ。
Microsoft Mobile Optical Mouseは、前述の条件をすべてクリアする“モバイル指向マウス”であり、かつ、その使用感のナイス度もかな〜り高い。
まずそのサイズ。タバコの箱より一回り小さい感じのタマゴ型で、形態時に不便を感じさせないコンパクトさがある。コンパクトではあるが、チープな印象はなく、少々高級感のあるシルバーボディの左右にはトランスルーセントレッドのパネルがはめ込まれており、現代的な高級感を少々醸し出す。
ケーブルは70センチのショートケーブルで、非常に細くしなやか。ポータブルオーディオのヘッドホンケーブルのようにフレキシブルなので、持ち運びの時に結ぶにも便利で、使用時に伸ばしてみると癖がつきにくい点も好感が持てる。70センチというケーブル長は、パソコン側のUSBコネクタがどの位置にあっても問題なく使えるちょうど良い長さとなる。
ボタン類は、2ボタン+ホイールで、シンプルながらも実用性が高い。ボタン類の操作感は、左右のクリックはマイクロソフト製マウスならではの軽さとクリック感がある。すなわち、押下中は力を入れずに押せるのだが、押下し終えると心地よいクリック感が得られるというもの。ホイールはやや堅めだが操作しづらいということではなく、不意に回してしまわない最小限の堅さがあるという印象だ。なお、パソコンとの接続は前述のとおりUSB接続なので、ホットプラグ可能。また、光学式なので、非常に多くの盤面でスムーズに使える。
スムーズ感と言えば、マウスの形状からもそれを感じられる。Microsoft Mobile Optical Mouseは全長約85ミリ、幅約50ミリ、高さ約33ミリの超コンパクトマウスで、所見、「小さすぎて使いづらそう」という印象がある。のだが、実際に使ってみると、その操作感は良く、超コンパクトマウスなのに神経質な操作をせずとも的確なカーソル移動ができる。その快適さのポイントは、おそらくマウスの高さと、マウス左右のトランスルーセントレッドのパネルからくるのだろうと思う。
というのは、超コンパクトマウスでありながら、マウスの高さが十分にあり、かつ、マウスの背の部分の曲線が手のひらにマッチしているのだ。高さがなく平面的な超コンパクトマウスの場合、手のひらのカーブとマウス背面のカーブがフィットせず、マウス操作がぎくしゃくしてしまう。一方、好ましい高さとカーブを持つMicrosoft
Mobile Optical Mouseは、超コンパクトマウスでありながら、一般的なサイズのマウスを操作した感覚に近い使用感が得られる。
マウス左右のトランスルーセントレッドのパネルは、その表面がわずかにザラついており、ほんの少し内側に窪んだカーブを持っている。一見単なる飾りに見えるパネルだが、親指と薬指でマウスの両サイドを挟んで操作するユーザーにも使いやすくできている。
光学式という点だが、機能的には毎秒約2000回のスキャンを行うセンサを搭載している。Microsoft社製の光学式マウスとしては、さほど高いスキャン性能ではないが、しかし実用上十分に緻密なカーソルコントロールができると感じた。また、非常に多くの面でスムーズな操作が可能で、テーブルの上、雑誌など紙の上、それからズボンなど衣類の上など、多くの場所で問題なく操作できる。ただ、光沢がある真っ白な面や、半透明の白、あるいは透明のガラスなど、材質によってはカーソルコントロールがおぼつかないケースもたまにある。まあこのあたりは光学式マウス共通の弱点だろう。
さて、Microsoft Mobile Optical Mouseをしばらく使ってみた印象だが、小型軽量&良好な操作感ということで、まずはモバイル用途に非常に適した製品だと感じた。加えて、前述のように、手のひらに当てたときの自然なフィーリングがあるので、あるいはデスクトップパソコンにつないで使う常用マウスとしても便利かもしれない。
実際、テストを兼ねてMicrosoft Mobile Optical Mouseを自分のデスクトップマシンにつないで使ってみているが、これまで使っていた大きめのマウスよりもラクに動かせる。前述のように、細くしなやかなケーブルなので、ワイヤレスマウスとまでは行かないが、ケーブルの存在をあまり意識しないで清々した気分で使える。デスクトップマシンにつなぐ場合は延長USBケーブルが必要となるが、小さなマウスを家やオフィスのマシンでも使いたいという向きにはイイかもしれない。
さておき、外見と機構のシンプルさ、それから意外なほどのフィット感、そして操作性の良さ。ホントはマウスでラクにモバイルしたいというモバイラーの方は要チェックの逸品だと言えよう。
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